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ぎっくり腰の対処法は温める冷やす等何をすればいいのか1から解説

ぎっくり腰の対処法は温める冷やす等何をすればいいのか1から解説
はりねずみ君

イタタタタ…

はりねず子ちゃん

はりねずみ君、大丈夫?どうしたの?

はりねずみ君

重い物を持ち上げたら腰が抜けるような感覚でグキッとなっちゃった

はりねず子ちゃん

辛そうだね。それ完全にギックリ腰だよ

この様な経験をされた事がある方や今、まさにその状態で当ブログをご覧頂いておられる方もいらっしゃるかもしれません。今回は突然の⚡激痛⚡でやってくるギックリ腰についての対処法や予防法についてのお話です。

本記事を読んで頂きたい人
  • ぎっくり腰に今なっているが対処法を知りたい
  • こんな時温める?冷やす?
  • マッサージはした方が良いの?
  • 安静にした方が良い?
  • コルセットはどうやって巻くの?
ハリネズミ(ロゴ)
💻執筆者紹介:はりほね

鍼灸師・柔道整復師として13年の下積み(鍼灸接骨院や整形外科)を経て2016年に独立開業し、現在鍼灸接骨院を経営。 これまでに得た経験や培ってきた事を多くの方に知って頂き少しでもお役に立てて頂ければ。という事で副業ブロガーデビュー
現在、院のホームページは月に3万PVと多くの方に見て頂ける様になりましたが、目標は本業・副業共に10万PV達成させる事です。
主に身体の痛みや悩みについての記事を始め、他にもお得な情報・便利グッズ等のお役立ち情報も配信

上記について私がこれまでに経験してきた知識や情報を基に、分かりやすく解説させて頂きますが結論だけ知りたい方やお時間の無い方は目次から必要な箇所にジャンプしてご覧下さい。

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目次

ぎっくり腰の対処法は温める冷やす等何をすればいいのか1から解説

ぎっくり腰の対処法は温める冷やす等何をすればいいのか1から解説
ぎっくり腰になった男性(イラスト)

ぎっくり腰の対処法は結論から先に申し上げれば、まずは安静です。後述しますが強く叩いたり揉んだり温めたりと強い刺激を加えず、とにかく楽な姿勢で横になる事が第一優先となります。

痛みの状態は一般的に2~3日辺りでピークが過ぎ、1週間程で痛みが消失するか半分以下となる場合がほとんどですが場合によっては1週間以上しても軽減しないケースもありますが、永遠と痛みが続く事は無く次第に軽減していきますからご安心ください。
(痛みの原因がギックリ腰ではなく他の病気で起こる腰痛は含まれませんのでご注意下さい)

上記では、ぎっくり腰になった場合に安静に横になれば良いとお伝え致しましたが、より早く軽減・治癒させるために必要となる対処法等を順にご説明させて頂きます。

ぎっくり腰の対処法その①楽な姿勢で横になる

ぎっくり腰の対処法その①楽な姿勢で横になる
横向きで寝る女性(イラスト)

ぎっくり腰になってしまった場合、まずは楽な体勢をとる事ですがそもそも楽な体勢ってどんな体勢かといいますと、一般的には横向きになって膝を曲げてエビの様に丸くなる姿勢が解剖学的にも楽だとされ抱き枕を抱いて寝るのも良いといわれています。

この横向きの体位をとると、膝や股関節が曲がり筋肉(背筋)が緩み、椎間板ついかんばん(腰骨と腰骨の間にあるジェル状のクッション材)にも圧が加わらない為、腰への負担が軽減されると考えられていますが、人によっては座っている方が楽という場合もありますので必ずしも正しいとはいえませんが、ほとんどの人が横向きが一番楽だと思います。
しかし厳密にいえば、特定の決まりはないので、ゆっくりと体勢を変えつつ一番楽な姿勢を見つけて下さい。

ぎっくり腰の対処法その②温めずに冷やす

ぎっくり腰の対処法その②温めずに冷やす
氷嚢(イラスト)

ぎっくり腰となって来院されるほとんどの方に質問される事が、「温めた方が良いですか?それとも冷やした方が良いですか?」と聞かれる事がありますが、基本的にはアイシング(冷やす)を行いましょう。

自己判断で行われる誤った処置の大半が、身体が冷えて血流が悪くなったからギックリ腰になったと思い、長湯やカイロを当て温めるという行為です。
慢性的な腰痛の場合は、血流を改善するために温める事が適切ですがギックリ腰の場合は身体の中で炎症反応が起こり、熱が発生している状態のため温めてしまうと痛みが増幅し悪化させてしまうため、良くありません。

したがって、炎症を抑えるためにアイシングを行いましょう。

炎症反応ってどこで分かるの?
  • 患部が赤く腫れている
  • 手を当てると熱がある
  • 安静時痛(じっとしていても痛い)がある等
正しいアイシング方法
  • ビニール袋に氷と少量の水を入れる
    (氷のみや保冷剤を使用すると皮膚に氷が当たる面と当たらない面が生じ、凍傷のリスクが高くなるため必ず氷水に)
  • 患部(痛い所)に1枚タオルをかける
  • タオルの上から氷嚢を患部に当てる
  • 2~3分すると冷たさがピークを迎え、その後は冷たさを感じにくくなる
  • 時間は15分を最長として数時間後にまだ痛みが強ければ再度アイシング

ぎっくり腰の対処法その③マッサージ等揉んだり叩いたりして良いの?

ぎっくり腰の対処法その③マッサージ等揉んだり叩いたりして良いの?
マッサージ禁止(イラスト)

ぎっくり腰に限らず、腰痛や肩こりを日常的に感じている場合はマッサージをすると楽になったという経験をされた事があると思いますが、実は急性の腰痛症(ぎっくり腰)は温める事と同様禁忌とされています。

これは、マッサージをすると血行が良くなるため痛みがかえって増強してしまう可能性が高くなるからです。
ですから、強く叩いたりギューっと押したりする事も悪化させてしまうため、軽く撫でる様に摩るくらいの刺激に留めておきましょう。

ぎっくり腰の対処法その④湿布はどこに貼る?何時間貼る?

ぎっくり腰の対処法その④湿布はどこに貼る?何時間貼る?
湿布(イラスト)

ぎっくり腰(急性腰痛症)の対処法で湿布を貼る事が頭に浮かぶと思いますが、どこに貼れば適切なのか・広範囲に貼った方が良いのか?何時間位効果があるのか?をご説明致します。

まず、貼る場所は一番痛い所を中心に貼り、何枚も使用する必要は無く1枚で十分効果が得られます。
少しでも痛みを軽減させようと背中全体にベタベタ貼って来院される方もいらっしゃいますが、湿布は貼った所だけではなくその辺り全体に効果が拡がります。

次に、貼る時間ですが5~6時間で剥がす事が最適だと考えられていますが、これは湿布を使用する際の一番のリスクはかぶれ等の皮膚トラブルだからです。
湿布の効き目が5~6時間で薄れていく事も理由の一つですが、1日中効果が持続する様な商品の場合でも、5~6時間貼った後は1~2時間程感覚を空けて貼り皮膚を休めてあげましょう。
近年のシップは粘着性が高く簡単には剝がれにくく便利ですが、剥がす際には皮膚のダメージを受けやすく何度も貼り換えていると徐々に皮膚がかぶれ等の肌トラブルが起きやすくなるため注意しましょう。

また湿布の成分もメーカーにより異なりますので、アレルギー反応が出現してしまう人も稀にいらっしゃいますので貼った場所が赤く腫れるような反応が現れたら中止して下さい。
その場合は、別の湿布にするか他の対処法に切り替えましょう。

ぎっくり腰の対処法その⑤シップは冷シップ?それとも温シップ?

ぎっくり腰の対処法その⑤シップは冷シップ?それとも温シップ?
温冷シップ(イラスト)

ぎっくり腰には湿布が有効な対処法という事は間違いありませんが、冷シップor温シップどちらが良いのかといいますと、冷シップです。

しかし冷シップといっても実はアイシング(冷却)効果はさほど期待できない事はご存知でしたか?冷シップは貼った時にひんやりと冷たく感じますが、実際に皮膚の温度が低下するかというとそこまで低下はしません。
これはメントール成分が含まれているために冷たく感じているだけで、例えるならリップクリームを唇に塗るとスースーとしますが唇が冷たくはなりませんよね?その感覚と同じなんです。

温シップも同様で皮膚温が上がるわけではなく、カプサイシン(唐辛子)が皮膚を刺激して暖かく感じるだけですので、敏感肌の方はかぶれ易いためオススメできません。

ですからシップは温度変化を期待するというよりも炎症を抑える(鎮静作用)目的で使用し、冷却・温熱効果はアイシングやホットタオル・入浴等で対処しましょう。

ぎっくり腰の対処法その⑥コルセットは付けた方が良いの?

ぎっくり腰の対処法その⑥コルセットは付けた方が良いの?
腰コルセット(イラスト)

ぎっくり腰の対処法の中で正しい知識がないと症状の悪化を招いてしまうのがコルセットです。正しい巻き方だけでなく、装着期間やタイミング等を正しく知る事で痛みが軽減されたり予防にもつながりますので、是非知って頂きたいと思います。

私が別の記事でコルセットの正しい使用方法を書きましたので詳細は下記をご覧頂き、当記事ではポイントだけ書かせて頂きます。

コルセットを正しく巻く9つのポイント
  • 腰骨(骨盤)を中心にやや斜め下方向に向かって締める
  • 息を最大まで吸った時(腹圧が高まった時)に巻く
  • お臍の下で締める(3点固定のタイプはその後左右前に引っ張り固定)
  • 締める強度は強すぎず弱すぎず、息苦しくない適度な強さ
  • 地肌に直接巻かない
  • 寝る時は外す
  • 長期間(2~3カ月)に亘って使用しない
  • 徐々に外す時間を増やしていく
  • 依存心が強まる前に外す

ぎっくり腰の対処法その⑦円皮鍼(置き鍼)を貼る

ぎっくり腰の対処法その⑦円皮鍼(置き鍼)を貼る
円皮鍼(イラスト)

ぎっくり腰の時以外にも様々な身体の痛みや悩みに効果が期待できる円皮鍼えんぴしんまたは置き鍼おきばり
は自宅で簡単に貼れるため、かなり有効だと思います。
貼り方も簡単ですので是非お試しください。

貼り方や衛生管理方法等は下記をご参考にして下さい。

SEIRIN(セイリン)パイオネックス 100本入り (SJ-226) (イエロー(針長0.6mm/線径0.20mm))

ぎっくり腰の対処法その⑦病院や鍼灸接骨院・整体へは通院した方がいいの?

ぎっくり腰の対処法その⑦病院や鍼灸接骨院・整体へは通院した方がいいの?
鍼灸院(イラスト)

ぎっくり腰の大まかな対処法をここまでご説明させて頂きましたが、病院(整形外科)等へは受診した方が良いのか・どのタイミングでいけば良いのかご説明させて頂きます。

結論からいうと、歩ける状態であればなるべく早期に受診する事をオススメ致しますが歩くのもやっとの状態や全く身動きが取れない様な時は1~2日程、自宅にて安静にした後に受診すれば良いと思います。

整形外科や鍼灸院・接骨院・整体等どこへ受診する事が望ましいのか、それぞれの特徴を簡単にまとめさせて頂きますのでご参考にして下さい。

施設メリットデメリット
整形外科・ブロック注射や薬を処方してもらえる
・レントゲン検査が受けられる
・レントゲン上は異常なく、薬や湿布を処方され様子見となってしまうクリニックが多い
接骨院・整骨院・電気治療が健康保険内で受けられるため治療費が少額・治療手段が施設により異なるため選択する施設により多少バラツキがある
鍼灸院(鍼灸接骨院)・鍼灸治療は注射以外で唯一体内に直接アプローチができ、除痛効果が高い・鍼灸治療は多くの施設が自由診療のため治療費が高い
整体院・マッサージ院・祝日等休日や夜間でも営業している店もある・医療資格がなく知識が一般人と同等の人が多い ・カイロプラクティックや整体、マッサージはギックリ腰の治療にはNG
(あくまでも、はりほねの主観です)

上記が各施設のメリット・デメリットです。当然ですが全ての施設が当てはまるわけではありません。整形外科でもリハビリに注力しているクリニックでは薬や湿布以外にも治療法はありますし、整体院やマッサージ店でも凄腕のセラピストがいらっしゃる事もありますので一概には言えませんが、私のオススメは即自効果が期待できる鍼灸院(鍼灸接骨院)の鍼治療または 整形形外科やペインクリニックの注射です。

ぎっくり腰の対処法は温める冷やす等何をすればいいのか1から解説まとめ

ぎっくり腰の対処法は温める冷やす等何をすればいいのか1から解説まとめ
黒板にチョークでまとめと書かれている

ぎっくり腰になった際の対処法をここまでご説明させて頂きましたので、簡単にまとめさせて頂きます。

ギックリ腰の対処法
  • 楽な姿勢で横になる
  • 温めずに冷やす
  • マッサージや揉んだりはしない
  • 湿布を貼る
  • コルセットを巻く
  • 円皮鍼を貼る

上記が最低限の対処法となりますので現在、ぎっくり腰になっていらっしゃる方は直ぐに実践して頂き、そうでない方は今後発症してしまった時のための知識としてお役立て下さい。

またギックリ腰は一度でなるというよりも、腰の負担や股関節の硬さや殿筋(お尻の筋肉)や下肢の筋肉の柔軟性の低下等が原因ですから、痛くなってから処置をするのではなく身体の調子が良い時に毎日コツコツとケアを行って頂く事が最大の予防となりますので、無理のない範囲でストレッチや筋トレを行ってください。

最後までお読み頂きありがとうございました。

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